1. TOP
  2. 診療科案内
  3. リハビリテーション室

リハビリテーション室

リハビリテーション室

リハビリテーション室の理念

リハビリテーションスタッフ
理学療法士11名、作業療法士7名
言語聴覚士3名、受付1名
  • 患者さん、ご家族の立場になってリハビリを考え、提供します。
  • 医療人としての誇りを忘れず、地域の皆さんに信頼されるリハビリを提供します。
  • スタッフ一体となり、笑顔の絶えない、明るいリハビリ室の運営に努めます。
  • チーム医療による、健康の維持、回復を第一とした、安心、安全のリハビリを提供します。
  • 最善のリハビリの提供を目指し、知識、技術習得のための弛まぬ自己研鑚に努めます。
  • 当院でのリハビリテーション治療を希望される方は、事前に医師による診察・処方箋が必要となります。

取得施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料
  • 集団コミュニケーション療法料

当院での主なリハビリテーション対象疾患

  • 変形性膝関節症、膝前十字靭帯損傷、肩腱板断裂、反復性肩関節脱臼、末梢神経疾患(手根管症候群・肘部管症候群)、脊椎圧迫骨折、上下肢骨折などの各運動器疾患
  • 狭心症、慢性心不全、急性心筋梗塞などの各循環器疾患
  • 細菌性肺炎、誤嚥性肺炎などの各呼吸器疾患
  • 消化器がん、乳がんなどの各がん疾患
  • 各消化器疾患による体力低下など

スタッフの有する認定資格

当院リハビリテーション室スタッフは診療の充実を図るために、さらなる専門・認定資格の積極的な取得を心がけ、患者さん一人ひとりをサポートします。

  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 心臓リハビリテーション指導士
  • 認知症ケア専門士
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
  • 住環境福祉コーディネーター2級
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 認定訪問療養士
  • 福祉用具プランナー
  • BLSヘルスケアプロバイダー
  • 栄養サポートチーム専門療法士

各部門の紹介

理学療法(PT:Physical Therapy)

ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復、維持、および障害の悪化予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援を行います。治療や支援の内容については、理学療法士が対象者一人ひとりについて医学的・社会的視点から身体能力や生活環境等を十分に評価し、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成します。

物理療法
従手療法
運動療法
歩行練習

作業療法(OT:Occupational Therapy)

作業療法は、身体障害(整形疾患や心疾患、がんなど)を有する患者さんに対して、心理面に配慮しながら、生活を困難にしている問題点を的確に評価し、作業活動や日常生活動作を用いて治療をおこないます。また障害があっても残された機能を最大限に活かし、身辺動作や家事動作、職場復帰を目指した治療を行います。また、患者さんご家族への指導、援助も同時に行います。

従手療法
日常生活動作練習
家事動作練習
高次脳機能練習

言語聴覚療法(ST:Speech Therapy)

言語聴覚療法は、脳血管疾患やがんの後遺症に多くみられる摂食・嚥下障害、言語障害の改善を目指します。摂食・嚥下障害に対しては、必要に応じて嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査も行い、安全な食事形態や摂取姿勢、訓練プログラムなどを決定し、他職種と連携して摂食・嚥下機能の改善を図ります。

言語療法
摂食・嚥下訓練
嚥下造影検査
嚥下内視鏡検査

リハビリ室の取り組み① 急性期医療への介入

当院は、急性期診療機能のさらなる充実を図るべく全職員が一体となって取り組んでいます。私たちリハビリ室も心臓リハビリテーション・がんリハビリテーション・呼吸リハビリテーション・嚥下リハビリテーションに対する強化を図るべく、勉強会など常時開催し知識・技術の研鑽に努めています。

心臓リハビリテーション

急性心筋梗塞、狭心症、慢性心不全など患っている患者さんに対し、適切な運動療法を含めた生活習慣の調整と知識を深め、再発防止や社会復帰をめざしていきます。また、他職種との連携により患者さんを包括的に支えます。(日本心臓リハビリテーション学会登録施設)

心臓リハビリテーション

がんリハビリテーション

がん術後、および治療中の患者さんの退院・社会復帰をめざすべく取り組んでいきます。専門的研修を終えた医師、看護師、理学・作業療法士、言語聴覚士がチームとして担当します。また、手術前から呼吸練習・指導をすることで、呼吸器関連合併症の発生を未然に防ぎます。

がん患者リハビリカンファレンス

呼吸リハビリテーション

慢性閉塞性肺疾患、肺炎、人工呼吸器をつけた状態、手術後で痰を出しにくい状態などの患者さんに対して行います。リハビリの内容は病気に応じて変わってきます。運動療法や呼吸・排痰練習、日常生活動作をするときの姿勢・動作の方法を工夫することで、患者さん自身が自立した日常や社会生活を送れるよう介入します。また、呼吸サポートチーム(RST)との連携により患者さんを包括的に支援します。

呼吸リハビリテーション

嚥下リハビリテーション

脳血管障害やがんの後遺症に多くみられる、飲み込みが悪い患者さんに対し嚥下造影検査、カンファレンスを行ない、主治医・管理栄養士・病棟スタッフなどと連携して安全な食事形態や摂取姿勢、訓練プログラムなどを決定・実施 していきます。また、栄養サポートチーム(NST)との連携により患者さんが低栄養に陥ることを未然に防ぎます。

嚥下リハビリテーション

リハビリ室の取り組み② 院内、地域連携への積極的な介入

院内、各メディカルスタッフとの情報共有を図り、患者さん一人ひとりに合わせた質の高い医療の提供を目指します。他医療機関・施設・事業所との連携を大切にし、医療保険・介護保険を有効活用した地域医療の充実に努めています。
また、医療情報の発信源を目指し、定期的に院外向けリハビリテーション医療セミナーを行っています。平成26年10月より運営を開始した地域包括ケア病棟におきましても、積極的にリハビリテーションの介入を行っています。

地域ケア病棟リハビリ
救急対応訓練
クリスマス会
文化祭
がんリハビリセミナー
地域医療セミナー
院内研究発表会
ふれあい昼食会講義

今後ともよろしくお願いいたします

戸ノ上山よりサンサンと朝日のさすリハビリ室は、「おはようございます」「今日もよろしくお願いします」、朝から元気いっぱいです。明るい挨拶とはじける笑顔でリハビリの一日が始まります。私たち九州鉄道記念病院リハビリテーション室スタッフは、リハビリを通し、地域の皆さまに夢と希望そして元気を与え続けたいと日々頑張っております。
地域を愛し、地域に愛され、地域医療を支える心と身体を守るスペシャリストとして、皆さまの健康づくりのための最善の医療の提供をめざします。今後とも、当院リハビリテーション室を皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

  • 本ページ作成にあたり、一部患者さんにご協力、ご快諾をいただきました。皆さま、ありがとうございました。